「天然の無常」という言葉が急に浮かび上がってきました。
どこの引き出しに入っていたものか?
記憶をたどってみますと“寺田寅彦”の所に格納されていました。
本はかなり昔に処分してしまったらしく、見当たりませんでした。夫に話したら、通販で注文してくれました。
◆ 物理学者だった寺田寅彦の「災害は忘れた頃にやってくる」
という言葉はつとに知られているが、この「忘れた」という言葉が使われた背景には、日本人の無常観への意識もあったのかもしれない。
寺田は「地震や風水の災禍の頻繁でしかも全く予測し難い国土に住むものにとっては天然の無常は遠い祖先からの遺伝的記憶となって五臓六腑に染み渡っている」とも述べている。 (日本人の災害観 漆原次郎 HPより抜粋)
この休み中に、読めたらいいなと思います。